■大会ルールの概要
参加車両は、学生が構想・設計・作成したもので、FSAE®の規定を満たすこと。過去の大会に参加した車両のフレームは使用できない。車両の構成部品についても、安易に市販品等を用いるのではなく、出来る限り学生自ら製作することをモットーとする。 また、プロの技術者・研究者の情報を利用すること、設計の基礎・安全に車両を製作するための方法に関する指導・支援を受けることは許容するが、設計仕様を決定したり設計図を書いてもらうことは許容しない。 安全面については厳密で緻密なルールにしているが、学生たちの知識、独創性、構想力が大いに発揮できるように、安全要件を除いた設計上の制約は必要最小限にしている。 |
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■主な設計要件
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■主な安全要件
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■主な競技要件
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競技種目 | 競技概要 | 配点 | |
車検 | 車両の安全・設計要件の適合、ドライバーの5秒以内脱出、ブレーキ試験(4輪ロック)、騒音試験(アイドル時103dB、所定の条件で排気音110dB以下)、チルトテーブル試験(車両45度傾斜で燃料等の液漏れ無し。ドライバー乗車時に、車両60度傾斜で転覆しない)。 | ― | |
静 的 競 技 |
コスト | 予算とコストは、生産活動を行うにあたって考慮しなければならない重要な要素であることを参加者に学ばせることが狙い。車両を見ながら事前に提出したコストレポートのコスト精度、チームによる製造方法等を確認し、レポートのコストと車両との適合を審査する。一般に購入品目となる2項目について、部品製造プロセスなどの口頭試問を行い、それらの知識・理解度を評価する。 | 100点 |
プレゼンテーション | 学生のプレゼンテーション能力を評価することが狙い。プレゼンテーションは、『競技のコンセプトに沿い、製造会社の役員に設計上で優れていることを確信させる』という仮想のシチュエーションのもとで行う。 | 75点 | |
デザイン(設計) | 事前に提出した設計資料と車両をもとに、どのような技術を採用し、どのような工夫をしているか、またその採用した技術が市場性のある妥当なものかを評価する。具体的には、車体および構成部品の設計の適切さ、革新性、加工性、補修性、組立性などについて口頭試問する。 | 150点 | |
動 的 競 技 |
アクセラレーション | 0-75m加速。各チーム2名のドライバーがそれぞれ2回、計4回走行し、タイムを競う。 | 100点 |
スキッドパッド | 8の字コースによるコーナリング性能評価。各チーム2名のドライバーがそれぞれ2回、計4回走行し、タイムを競う。 | 75点 | |
オートクロス | 直線・ターン・スラローム・シケインなどによる約800mのコースを2周走行する。各チームで2名のドライバーがそれぞれ2回、計4回走行し、タイムを競う。エンデュランスは、このオートクロスのタイムによって走行の順番が決定される。 | 125点 | |
エンデュランス | 直線・ターン・スラローム・シケインなどによる周回路を約22km走行する。走行時間によって車の全体性能と信頼性を評価する。 | 275点 | |
燃費 | エンデュランス走行時の燃料消費量で評価する。 | 100点 | |
合計 | 1000点 |