パワートレイン班2年の松本です。
やっとフォーミュラ大会が終わったこともあり、1年間の疲れを癒すべく少し家でゴロゴロしていましたが…
その2週間後に迫ったホンダ エコマイレッジ チャレンジ、通称エコラン。
工房1年生はフォーミュラに入る前の修業ということで、春学期から夏休みにかけてエコラン車両の製作を行っています。
昨年度であれば、とにかく走りこんでいた時期でした。
しかし、今年のエコ美号はなんとこの時点でフレームもカウルも出来上がっていない!
「大丈夫か1年生~?」
1年生たちが集まると、全員で楽しそうにワイワイ喋ったり戯れたり。
仲良しなのは良いことなのですが…ちょっと楽観的すぎないか!?(^^;
大会前日、どうにかフレームとカウルが付いた状態のエコ美が完成しました。
しかし、エンジンのセッティングがまだ出ていなかったため速度が足りず、大会規定の制限時間内に完走できない可能性が浮上しました。
他にステアリングやカウルのステーなどの調整が出ていなかったので、これは大変だと2,3,4年生もお手伝いに入りました。
その夜、エンジンを制御するMoTeCの調整をするべく、高澤さん自らマシンに乗りました。
ここでどうにか、大会を完走する最低限の調整が終わりました。
翌日の9月19日早朝、1年生達は会場のツインリンクもてぎを目指して工房を出発。
この日は私はいなかったので詳しい状況は分からなかったのですが、初日から完走できたという知らせを受け、一安心しました。
あんなにギリギリだったのに、ちゃんと走れたのにはホッとしました。
私はその次の日に、蓼沼に車に乗せてもらって応援に行きました。
到着したのは10時過ぎ。
2日目の出走は10時30分から。間一髪、スタート待機エリアにいる1年生たちとエコ美に会うことが出来ました!
その後、応援組はオーバルコースわきの応援席へ。
ここからエコ美が走るのを見守っていました。
スマホでは画質があんまりですね(^^;
1周回るのにかかるタイムが5~6分。
裏ストレートで姿が見えない時、マシンが止まっていないか心配になります。
でも、乗っているのは一昨年ドライバーだった3年生の渡辺さん。
毎周安定したタイムを刻みます。
約30分かけて、規定の7周を周回してゴール。
残念ながら燃費は昨年度から記録を落としておよそ240km/L。
やはり今年は車体・エンジンともに完成が遅かったため、燃料調節など熟成するための時間があまりに短すぎたことによるものと言わざるを得ません。
それでも、ギリギリの境遇で2年連続の完走を果たすことが出来ました。
これから1年生たちには、エコランでの修行で身につけた技術をフォーミュラで活かしてもらいたいと思います。
一番騒がしい世代だと噂されている(?)仲良しの彼らが、ここからどんな頑張りを見せてくれるのか。
とても楽しみです(笑)