こんにちは!
今秋からFFNITにチーム入りした1年生の宮内です。
私たち1年生は今秋、正式にFFNITにチーム入りすることができました。
さて、本記事の本題に入りたいと思います。
上記に、私たち1年生は今秋FFNITにチーム入りしたと申しましたが、大学に入学した4月~10月までの7ヶ月の間何をしていたか?という疑問を持たれるかも知れません。
私達はこの半年間、HONDA主催の「エコマイレッジチャレンジ」という大会に参加するために、フォーミュラカーではなく『リッターカー』を製作して参りました。
この活動をはじめようとした理由は、
1年生が入学してすぐにフォーミュラチームに入るとなると 設計・製作で求められる仕事のレベルが高すぎて 困惑するのではないか?と思い、フォーミュラカーに触れる前に、『リッターカー』の設計・製作を通し、機械加工の技術と 皆で1つのモノを作る楽しさ を学ぼうと考えたからです。
- そもそも「エコマイレッジチャレンジ」とはどのような大会なのでしょうか?
エコチャレとは「1リットルのガソリンでどれだけの距離を走れるのか?」を、
各チームが製作した『リッターカー』で走行し、『燃費』を競う大会です。
- 皆様は「1リットルのガソリンで」と聞いてどれだけの距離をイメージしますか?
最近の乗用車の燃費は、良くて30km/ℓ というところでしょうか?
しかし、エコチャレの大会過去最高記録はなんと!3644km/ℓです。ビックリですよね!
私達も、自分たちの技術の持てる限界にチャレンジしました。
まず大学に入学した4月から早速取り掛かり、
4月~6月→設計
7月~8月→製作期間
9月→テスト走行(本学の広大な土地を活かしてテスト走行を繰り返しました。)
走行を重ねるたびフレームやエンジンにトラブルが続出しましたが、そのたび補強・解決を繰り返し、マシンのレベルUPにつながりました。
そしていよいよ!!10月5日!
連日の徹夜作業からそのまま寝ずにツインリンク茂木へ出発!
1日目の練習走行では462km/ℓという結果が出ましたが私達はまったく満足していませんで した。
もっと記録をよくする策はないかと思い必死で考え、そして私達は
「走行時のエンジンを切るタイミングと、かけるタイミング」 を見直しました。
私達は順位トップのチームの走り方を参考に走行・セッティングしてきましたが、トップチームに比べ フレーム強度とアライメント精度に大きな差がありました。そのため、
『高いアライメント精度のフレームを前提としてセッティングしたエンジンと、
私達が作った 低いアライメント精度のフレームがつり合っていないのではないか?』
と解釈しました。 そして、トップスピードを伸ばして惰性で走る距離を稼ぐセッティングに変更しました。
2日目の本番を迎えました
順調でした!、1周の間でエンジンをかけてる時間が1日目よりも明らかに短くなっていました。これは期待できるなと思いました。
しかし!ファイナルラップに入ったところでドライバーから無線が入り、
「エンジンがフケない」「トップスピードがどんどん落ちてく、、、」・・・・・・・・・。
私は最低限 完走しようと思い、スローペースでゴールまで走るように指示しましたがついに
「エンジンがかからない、、、」 という無線が入り、
そして車両走行不能でリタイアが確定しました。
大学へ帰り
エンジントラブルの原因は今も解明中ですが それが終わり次第、この半年間の活動の反省会を行い、今回のチャレンジの全行程を終了するつもりです。
終わりに
私達は リッターカーの設計・製作を通して、
数々のトラブルから、
『自らの意志にこだわり 挑戦し、壁を乗り越える事の大切さ』 と、
でも 『時には、妥協も必要』
ということを学びました。
この半年間で学んだことをこれからのFFNITの活動に活かして行きたいと思います。
長文をお読み頂きありがとうございました。今後とも応援よろしくお願いいたします。