第16回全日本学生フォーミュラ大会 ~5日目(最終日)~

皆さん、こんにちは
サスペンション班4年の川島です。

昨日、大会最終日エンデュランスに臨みました。
強豪校たちが集うAグループでの出走に
心を奮い立たせました。

大会から発表されたランオーダーより
10時30分頃の出走となりました。
天候については、朝方は曇りに時々強い風が吹く程度でした。
路面も次第に乾いていったので、
スリックタイヤを履いた状態で待機をしていました。

しかし、10時頃急にゲリラ豪雨が急襲、
出走数分前にして、一瞬にして路面はウェットになりました。
大急ぎでタイヤ交換をすることになりました。

雨が止みようやくの出走、
メンバー全員、路面が水で滑る中で、
車両に何も起こらないように祈りながら見守り続けました。

コース上に大きな水溜まりができてしまいました。
コースアウトをしないため、徐行を余儀なくされましたが、
車両を安全かつ確実に還してくれる
信頼できるドライバーだからこそ、
観客エリアから観ていたメンバーは
車両の運転には一切の不安を覚えませんでした。

1人目、2人目のドライバー共にラップタイムに
ムラがなく、常に一定の間隔を持ちながら走り続け、
ようやく、完走を果たせました。

メンバー全員安堵の表情で完走した車両をチームピットに
迎え入れることができました。
1年間、共に闘ったメンバー全員が心から喜び合う姿は
車両のために助け合ったり、励まし合ったり、
ときにぶつかり合ったりしたチームだからこそ
見れる光景なのかなと感じました。

まだ、総合順位の結果が大会側から公表されておりませんが、
本チームは今年度
・全動的種目完走(5年連続)
・プレゼンテーション審査  4位
・コスト審査        1位
を達成することができました。

スポンサー、OB・OGの方々、大学の先生の方々をはじめ多くの皆様方から
ご支援・ご声援頂けましたからこそ達成できたのだと感じております。
大変恐縮ではございますが今後とも本チームを
何卒よろしくお願い申し上げます。

第16回全日本学生フォーミュラ大会 ~3日目+4日目~

皆さん、こんにちは
サスペンション班4年の川島です。

またも更新ボタンを押す前に
眠ってしまいました。申し訳ございません。
大会3日目と4日目の報告を合わせていただきます。
3日目の日程は午前中に静的審査種目を行い、
午後に動的審査種目を行うという忙しい日程となりました。

朝一番にプレゼンテーション審査がありました。
担当者の話によれば、質疑応答以外の審査項目に
関しては昨年度並みの手ごたえがあるとのことです。
明日、発表される点数と順位に期待を寄せています

デザインは時間が限られた中で自分たちが
行ってきたことを審査官に説明を行い各パートの
審査員共に物事を定量的かつ数値に落とし込もうと
努力を感じるとの評価を頂きました。

午後には動的種目が始まり、
アクセラレーション、スキッドパッド、オートクロスを
行いました。

4日目が雨天との予報があり、タイヤや路面状況の関係から
今日に記録を残すことが重要と考え、迅速な対応ができました。
結果、各競技にて先頭や2番手で出走を行うことができました。

5日目も雨天の予報のため、
4日目の走行は雨天時のタイヤ性能の確認を
オートクロスとスキッドパッドにて確認を行いました。
3日目に結果を残したため、今回はエンデュランスの練習として
競技に参加しました。

オートクロスでは3日目と違い、タイヤが路面に食いついていかず、
ステア特性の発生が顕著に現れていました。
このことから、以前から問題となっているタイヤの空気漏れとの
バランスを見ながら、タイヤ内部の空気圧を下げる試みを行いました。
本日、セッティングしたタイヤが明日の早朝に異変が無ければ、
空気圧を下げた状態でエンデュランスに臨みます。

明日のエンデュランスはオートクロスの結果により、
5年振りとなるAグループでの出走が決定しました。
強豪校とともにコースを走行することになりますが、
確実に完走が行えるようメンバー全員、それぞれが
できる仕事を最後まで確実に行って参ります。

やった分だけ返ってきましたよ! ~大会4日目、5日目リポート~

4日目は誠に申し訳ありません、
寝落ちしてしまったパワートレイン班4年の松本です。

もう結果をご存知の方しかいないとは思いますが、

今年度も全種目完走、達成いたしました!
総合順位は17位。
去年、一昨年から下がってしまってはいますが、今は走り切れたことだけでも本当に良かったと思っています。だって、大会2週間前まで正常に動いてくれていなかった配線が、私が作った配線が最後まで仕事してくれたのですから…

大会3日目の夕方、ホテルに戻る前にマシンを徹底的に確認。これをそのまま何も変えずにエンデュランスに朝一番に持っていくためです。そのこともあって、私は配線は念入りに確認しました。1本でも断線・短絡したらエンジンが動かなくなることもある、デリケートな生命線の塊です。

翌日の朝、いざ動的エリアへ。しかし、ここで出走時間に遅れてしまうという人的ミス発生。
出走順番を二組目だと思っていたのが一組目だったことが原因です。
もしかしたらペナルティ…

そんな嫌な空気がチームを漂いました。でも、今からそんなことを気にしていたって何も始まりません。
「とにかく、チーム全員で完走することを考えよう!」
蓼沼リーダーの一言で、メンバー全員が同じ方向を向きました。そう、国内で前人未到の4連続完走が懸かっているのです。

結局、出走順番はグループBの最後へ。ですが、時間が経つにつれて路面が乾いていきました。これはチャンス…!

ドライバーはマシンを走らせ、コース外にいるみんなで全力サポート。
私は大会一週間前に突貫工事で製作したサインボードで、残りの周回数をドライバーに知らせました。

一人目は緊張しすぎてガチガチの3年本多。

出走前は表情が険しすぎてとても不安でしたが、コーン接触など危なげな様子は何一つ起こさず、二人目の宮内さんに繋いでくれました。

院1年の宮内さんは、今年でエンデュランスは3回目。

ベテランらしくコースを果敢に攻め、1分9秒~10秒台を安定して周回。マシンを完走まで走らせたと同時に、今年度車両のポテンシャルの高さをアピールできました。

走行中の説明についてほんの少しの文で片づけてしまいましたが、これはそれだけ2人が安定した走行をしていたことの証。宮内さんが最後のスラロームでミスしかけましたが、ヒヤッとしたのはそこだけ。二人とも、最後まで自分の力を出し切りました。

今年は省エネ賞やコスト賞のような華々しい賞はありませんでしたが、それでもまずは4年連続完走を達成できたことが次への第一歩につながるはずです。
もちろん、今の順位で満足することはありません。

今年のチームTシャツの背中に書かれた、「やった分しか返ってこない」。当たり前ですが、やらずしてそれ以上の結果は返ってきません。努力を重ね、実力を身につけてきたからこそ、今年もまた完走を果たすことが出来ました。エンデュランスの実況でも、完走するだけの実力はあると認めていただけたのは非常にうれしいことです。これからもなお私たちは、より上を目指して頑張っていきます。

最後に、これまでFFNITを支えてくださった日工大の関係者様、多くの企業・個人スポンサーの方々、OBの方々に深く感謝申し上げます。
そして、これからもFFNITをご支援いただけますよう、今後ともよろしくお願い致します。

ヒヤッとしてしまった1日 ~大会3日目リポート~

パワートレイン班4年の松本です。

今日は動的競技が始まり、アクセラレーション・スキッドパッド・オートクロスの3競技が行われました。これらのうち、私たちが最初に手を付けたのがオートクロスでした。午後から時間が遅くなるにつれて、だんだん天気が崩れていくと予報があったためです。雨が降ればオートクロスでタイムが10秒以上下がりかねません。

一刻も早くオートクロスに並ぶ、という作戦で、6時15分のピットオープンと同時にピットへ突入。ローダーへとマシンを運び、動的エリアにすぐさま飛び込んだことで、午前の内に三種目すべてにトライして記録を残すことが出来ました。

まずはオートクロス1走目の宮内さんが、2回目の走行で1分1秒をマーク。
昨年度からタイムを4秒短縮することに成功しました。

が、ここでアクセラ1走目でミッションが3速に入らないというトラブルが発生!
とりあえず、この場では点火カットの設定を変えることでどうにか解決。
アクセラレーションでも、タイムを0.1秒縮めることに成功しました。

動的エリアでは盛り上がっている間に私は何をしていたかというと、1日中スタジアムで荷物番でした(^^;
そのおかげで今日はツイッターであまり結果をお知らせすることが出来ませんでしたが、明日のエンデュランスでは私も動的エリア付近に行き、エンデュランスの様子を間近からお伝えしたいと思います。
どうぞ、お楽しみに!

私は緊張しっ放しですが(汗

日本工業大学 工友会 静岡支部様より、お弁当をご支援いただきました。

パワートレイン班4年の松本です。

本日、昼食の弁当を日本工業大学 工友会 静岡支部様よりご支援いただきました。

お弁当はチームメンバー全員で美味しくいただきました。そのおかげで、午後も精一杯大会に専念できました。誠にありがとうございます。

明日も頑張ってまいりますので、よろしくお願い致します。